四式中戦車チト「ダイバー調査2日目」第1回潜水
2013年1月6日(日)午後12時、ダイバー調査の2日目は福岡県から来ていただいた、プロダイバーの山本遊児さんチームによる潜水調査が始まりました。
昨日と場所を変えて、昨年12月の音波探査で発見した「気になる人造物」の探索スタートです。
事前に潜水ポイントを確認して、目標となるヴイを立て、潜水をスタートしました。
潜水スタートから約40分、浮上してきた山本さんの「見つけた~!」のひとことで、周りの空気が一変しました。
キャタピラーが外れた車輪のようなものをハッキリ目視できたという情報で、参加者も取材陣も一気に色めきたちました。
この後、あまりの冷たさに、いったん暖をとって食事をして、1時間後くらいから2回目の潜水することに…。
この場面でも、昨日から献身的にコーヒーや伊勢うどんを提供いただいている三重県津市の林さんのおかげで、参加者の気持ちが暖かく癒されています。
そして、いよいよ「戦車らしきもの」の撮影に…。
四式中戦車チト「ダイバー調査2日目」第2回潜水
焚き火と伊勢うどんで、体も気持ちも暖かくなって、午後2時過ぎに第2回潜水の準備が始まりました。
まず、ロープを目標物にくくりつけ、効率的にたどり着けるようにします。
マスコミ含め、今日も50人以上集まっていただいたギャラリーの期待が湖面に注がれています。
そんな大勢の思いを背負って、いよいよ第2回目の潜水撮影を3人のダイバーで開始します。
海底の沈殿物で、複数人数による潜水は、目標物がほとんど見えなくなってしまうために戻ってこられたとのことです。
さらに10分程度経過後、山本さんを含めダイバー二人が「まったく撮影できない」と悔しさを露にして戻ってきました。
四式中戦車チト「ダイバー調査2日目」第3回潜水
午後3時40分過ぎ、これ以上遅らせると、暗くなって作業に支障をきたすという時間を見極め、潜水の準備がスタートしました。
本日のラストダイブの様子は動画でご紹介します。風の強さを感じていただけると思います。
本日最後の潜水はスタートから約30分後、山本さんが浮上されてきます。こちらも動画で…。
3回目の潜水で、疲労困憊されている山本さんが「2台あるぞ~」と、疲れた体から興奮された声で伝え、回りからどよめきが聞こえます。
撮影したデータをカメラからメモリカードを外し、パソコンで画像を確認します。
戦車の専門家のお二人が、撮影された数10点の画像を1点ずつ確認していきます。
何度も何度も確認しましたが、撮影データで、キャタピラーが外れた車輪とも見えるが、対象物にかなりの沈殿物があり、この場で戦車であるとの断定は困難との結論で終えることとなった。
ダイバー調査は、明日も東京からダイバーチームが来て、午後12時頃から行われます。