2014年12月17日(水)、四式中戦車「チト」磁気探査2日目は、爆弾低気圧で日本中が大荒れの天気の中で始まりました。
強風の中、定刻の8時30分に船が到着しまし、昨日、船から降ろした探査機器を船に積み込む作業からスタートです。
船着場があまりに風が強く、機器設定ができないため、場所を変えて設定することに。
赤い太鼓橋近くが比較的風が弱いので、この場所で機器設定をすることになりました。
機器設定を終えた船は、再度、船着場に戻って他のスタッフが乗船し、午前9時半頃に探査開始です。
この画像は、反対側の岸から撮影したもので、正面奥が乗船位置です。上部は瀬戸橋です。画像には映っていませんが、さらに右手に新瀬戸橋があります。
磁気探査は、新瀬戸橋付近から、上の画像にある獅子岩の西側までを何度も何度も往復しながら、金属反応のデータを記録していきます。
この動画は、新瀬戸橋から獅子岩までを何度も往復する磁気探査中のものです。
午前9時半から12時半過ぎまで3時間以上、往復作業を続けながらデータを取得し、お昼の休憩になりました。
午後の調査は1時50分から開始、午前中と同じように何度も往復してデータ収集を重ねていきます。
乗船できる人数に限りがあるため、待機組はひたすら吉報を待ち続けます。メンバーの服装から寒さの度合が伝わるでしょうか?
1時50分から始まった午後の調査は、2時間後の3時50分まで続き、探索機器を船から降ろして、本日の調査は終了となりました。
乗船した「フジヤマ」のスタッフから、金属反応の高かった地点の概略説明を受けました。あまりの強風で探索できない地点があったため、予定を延長して、明日の午前中も探索活動をすることが決定しました。
この地図が本日の探索で、金属反応の高かった地点を記したものです。
2日間の磁気探査が終わりました。このプロジェクトの調査スタート時の結果から、太鼓橋の南側に戦車が沈んでいるのではないかとの予想をしていましたが、その近辺では金属反応がないという報告でした。
明日、もう半日の追加探索を行いますが、取得したデータも持ち帰って、正式なデータ解析結果の報告までは、最大1ヶ月の時間が必要とのことです。その結果を待って、次のステップに進みますので、結果を楽しみに待ちたいと思います。