「みかんの皮deふりかけ」新聞で紹介!
2010年2月に三ケ日みかんを使ったオリジナル料理を募集した「第1回三ヶ日Gー1グランプリ」の最優秀作品に輝いた三ヶ日中1年の加藤佑佳さん(当時・三ヶ日東小5年)が考案したレシピを使用した、「みかんの皮deふりかけ」の商品化のニュースが新聞に掲載されました。
■中日新聞(2011年5月8日)
■静岡新聞WEB(2011年5月8日)
三ヶ日みかん御飯いなり寿司
三ヶ日町の「みかん御飯」は、三ヶ日町の特産品である「三ヶ日みかん」を丸ごとペーストにしたものを使って作られています。
このため、風味や色に特徴が出ています。女性に人気のランチメニューに欠かせない一品です。
愛媛県では、「ポンジュース」を使って、御飯を炊いて、学校給食に使用しているそうです。
■誕生した年
世にB級グルメとして送り出しのは、2008年4月16日の、静岡県西部地域のB級グルメの団体チームが集まった「遠州Bグル」の発足式がお披露目となり、当地三ヶ日のメインメニューとして紹介しました。
この会は、浜松餃子学会の齋藤会長が提唱した「地産地消の根底をなす食の原風景を発掘する」という目的で結成され、その代表職は中村が拝命することとなりました。
浜松市長をはじめとして、様々な分野からのお客様を迎え、三ヶ日のB級グルメとして「三ヶ日みかん御飯」を紹介いたしました。
■発想のきっかけ
愛媛や和歌山のミカン産地(温州早生の9月~10月から出回る秋みかんです)と異なり、三ヶ日のミカンは、一般に「正月ミカン:年明けミカン」と呼ばれる晩柑青島種が主流です。
ちょうど正月の餅を食べ飽きて硬くなった時期と、ミカンも食べ飽きる時期が、2月後半~3月で重なります。
昔から町内の年寄り達は、餅を再度蒸し直し、石臼や木臼に入れて、その中に剥いたミカンを投げ込んで突き直しました。
そこで出来たのが、「三ヶ日ミカン餅(加工編として、三ヶ日ミカン大福餅がある)」です。
米とミカンを併せるという発想は、「もったいない」を考える年寄り達にとっては、ごく自然な考え方だといえます。
その応用編のひとつが、三ヶ日みかん御飯なのです。
愛媛県にも、みかん御飯があるようですが、当地のミカン御飯は、上記のようないくつかの条件の中で自然発生的に生まれてきました。
■他の炊き込み御飯と比べて・・・
10人中10人がミスマッチングと思う組み合わせだと思います。しかし、「色を付けた御飯」という観点から考えてみると、代表格に「お赤飯」がありますね。
小豆のアントシアニンが着色剤となって、御飯に色を付けます。このミカン版だと思えば、理解しやすいわけです。
私たちチームSM@Peが使用するのは、「濃縮果汁(ジュース)」ではありません(通常は、濃縮還元のミカンジュースで出来ますが)。
表皮も袋も含めた丸ごとミカンを完全ピューレ状にしたものを使用しています。炊き上がったときの色は、果汁(搾汁)を使用したときのものより、はっきりとミカン色が出ますし、香りも残っています。
口の中で噛むと、みかんの酸味と香りが鼻に抜けるのが分かります。
■ほかのアレンジメニューは?
御飯加工のみかんおにぎり、みかんオハギ、みかんライスのカレーなど(すでに製品化決定)が、私たちのまちおこしチーム、ステキみっかび発信プロジェクト(=SM@Pe「頭文字をとって、ステキ=S、みっかびのM、発信を意味する@、プロジェクトのP、eを付け田舎っぺを意味してペ」=スマッペと読む)で企画開発、販売をこれからもずっと進めていきます。
■蛇足
5月静岡空港開港記念 B級グルメスタジアムinエコパでは、約15万人の来場者と聞いております。開催2日間の1日目完売スピードは第1位(愛Bリーグを含む)、2日目完売スピードは、第2位(愛Bリーグを含む)の1、2フィニッシュの輝かしい実績の「三ヶ日みかん御飯いなり寿司」でした。
9月浜名湖自動車学校、秋の交通安全週間イベントでは、県内B級グルメで人気投票3位でした。