地域ブランド勉強会(第1回)報告
静岡県中小企業団体中央会西部事務所のご協力を得て、「地域ブランド勉強会」の第1回が、2010年9月29日(水)、浜名湖レークサイドプラザで開催されました。
講師は、「地域ブランド」をテーマに年間100回以上の講演をされている、「ブランド総合研究所」代表の田中章雄氏。
「ブランドとは、消費者が欲しいものを提供できたことへの報酬として与えられるもの」という原則をお聞きしました。
・「三ヶ日みかん」は、立派なブランドではあるが、宮崎県産マンゴ「太陽のマンゴ」などの後発ブランドと比べると、ブランド維持拡大の努力がまだまだ不足していること
・「スマッペ」の活動は、ブランド確立のために積極的な取り組みをしているが、ブランドに最も大切な「消費者の視点」が不足していること
など、厳しくも大変重要な示唆をいただきました。
最近話題の「地域ブランド」の事例として、
・おみたまプリン(茨城県小美玉市)
・ももいちご(徳島県佐那河内村)
・伊賀の里モクモク手作りファーム
の成功の秘訣を非常にわかりやすく解説いただきました。
さらに、「不二家」や「白骨温泉」など、ブランドが崩壊した事例をもとに、「ブランドの管理」が重要なことも教えていただきました。
1ヵ月後の第2回は、「ブランドの魅力の伝え方」について、たっぷりとご講演いただきます。